顔の肉を落とす方法|顔が太って見える3つの原因(脂肪・むくみ・姿勢)と、顔だけ痩せない理由【トレーナー解説】
友達と撮った写真を見て、自分だけ顔が丸い。横顔を見ると、あごの下がもたついている。「顔だけでいいから痩せたい」と、顔のマッサージや顔ヨガを試している方も多いと思います。
でも、顔が太って見える原因はひとつではありません。脂肪なのか、むくみなのか、姿勢なのか。原因が違えば、やるべきこともまったく違います。
この記事では、顔の肉が落ちない理由と、原因別の落とし方を、トレーナーの立場から解説します。
結論
顔の脂肪だけを狙って落とすことはできません。顔が太って見える原因は、①全身の体脂肪、②むくみ、③頭が前に出る姿勢の3つです。脂肪は食事と筋トレで全身から落とし、むくみは塩分やお酒、睡眠を見直し、姿勢は筋肉のバランスを整える。この3つを同時に進めるのが、顔をすっきりさせる近道です。
目次
顔だけ痩せることはできない理由
体の脂肪は、使う場所を選んで減るわけではありません。腹筋をしてもお腹だけ、スクワットをしても脚だけ、という「部分痩せ」はできないことが、研究でも確かめられています(Vispute et al., 2011/Ramírez-Campillo et al., 2013)。顔も同じです。
「顔ヨガ」や表情筋のトレーニングについては、40〜65歳の女性16人が20週間、毎日の顔の運動を続けたところ、頬がふっくらして、見た目年齢が若く見えたという小規模な研究があります(Alam et al., 2018)。ただ、研究者はこの変化を、筋肉が育ったことによる可能性があると考えています。つまり、顔の脂肪が減ったという研究ではありません。
顔の印象を変えたいなら、まず「何が原因で太って見えているのか」を知ることが大切です。
顔が太って見える3つの原因|セルフチェック
多くの場合、ひとつではなく、2つ以上が重なっています。
原因①体脂肪|顔の脂肪は、全身から落とす
顔の脂肪は、全身の体脂肪が減るのに合わせて落ちていきます。だからこそ、顔をすっきりさせたい方こそ、全身の脂肪を落とすことが近道です。
ただし、食事を極端に減らすのは逆効果です。筋肉まで落ちてリバウンドしやすくなるだけでなく、急に痩せると頬がこけて、かえって疲れた・老けた印象になることもあります。
顔の脂肪を落とすための基本
○ 3食きちんと食べる:抜くと反動で食べすぎ、筋肉も落ちやすくなります
○ 毎食たんぱく質をとる:筋肉を守りながら脂肪を落とします
○ 筋トレで大きな筋肉を使う:お尻や背中、脚など大きな筋肉を動かすと、全身の脂肪を落としやすくなります
自分の体脂肪率の目安は女性の体脂肪率の目安で確認できます。
原因②むくみ|塩分・お酒・睡眠を見直す
朝と夜で顔の大きさが違うなら、むくみの可能性が高いです。むくみは脂肪ではなく、体にたまった水分です。
特に気をつけたいのが塩分です。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、食塩の1日の目標量は成人男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。ラーメンのスープを飲み干す、外食や加工食品が続く、という日は、この量を超えやすくなります。
顔のむくみを減らすための見直し
○ 汁ものやスープは残す:ラーメン・うどんのスープは塩分が多くなりがちです
○ お酒の量を決める:飲みすぎた翌朝は顔がむくみやすくなります
○ 野菜や果物をとる:カリウムを含む食品を意識してとりましょう
○ 睡眠をしっかりとる:寝不足は体調や食欲にも影響します
むくみについて詳しくはむくみで太って見えるのは脂肪ではありませんで解説しています。なお、急に顔がひどくむくむ、まぶたの腫れが続く、片側だけむくむといった場合は、病気が隠れていることもあるため、医療機関を受診してください。
原因③姿勢|頭が前に出ると、あご下がもたついて見える
意外と見落とされやすいのが、姿勢です。スマホやパソコンをのぞき込む姿勢が続くと、頭が前に出て、背中が丸くなります。
この姿勢では、首の前や胸の筋肉が縮みやすく、肩甲骨まわりの筋肉が働きにくくなりやすいとされています(Czaprowski et al., 2018)。ここからは当ジムの見解ですが、頭が前に出ると、あごの下や首まわりがもたついて見えやすくなります。顔そのものの脂肪が同じでも、横顔の印象は姿勢で大きく変わるのです。
縮んだ胸や首の前の筋肉をほぐします。
背中の筋肉が働くようになると、頭を正しい位置で支えやすくなります。
スマホは顔の前まで持ち上げ、パソコンは画面を目の高さに近づけます。
あなたの姿勢がどのタイプかは、姿勢タイプ診断で1分でチェックできます。
顔の肉を落としたい人がやりがちなNG
やりがちなNG
✕ 顔のマッサージだけで脂肪を落とそうとする:むくみが一時的に引くことはあっても、脂肪が減るわけではありません
✕ 食事を抜いて急いで痩せる:頬がこけて老けた印象になり、リバウンドもしやすくなります
✕ 顔ヨガだけで小顔を目指す:表情筋のトレーニングは、脂肪を落とす方法ではありません
✕ 姿勢を見直さない:頭が前に出たままでは、あご下のもたつきは変わりにくくなります
3つの原因を同時に整えるARISANFIT式
顔が太って見える原因は、脂肪・むくみ・姿勢が重なっていることがほとんどです。だからこそ、ひとつだけを頑張っても変わりにくいのです。
ARISANFITでは、この3つをまとめて見ます。
専属トレーナーが日々の食事をチェックし、好きなものも食べながら痩せる食事を一緒に組み立てます。
外食や飲み会の多い生活でも、むくみにくい選び方をアドバイスします。
姿勢や骨盤の傾き、筋肉のバランスを見極めて、ほぐして整え、鍛えて保ちます。
トレーナーの視点
冒頭の写真は、巻き肩・猫背・下腹ぽっこりに悩んでいたお客様の、体験1回での変化です。1回で脂肪が大きく減るわけではありません。それでも、姿勢が整うだけで、体の見え方はこれだけ変わります。顔も同じで、まずは今の体を正しく知ることから始めましょう。
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よくある質問
Q. 顔の肉だけを落とすことはできますか?
A. 顔の脂肪だけを狙って落とすことはできません。体の脂肪は使う場所を選んで減るわけではないため、食事と筋トレで全身の脂肪を落とすことが近道です。あわせて、むくみや姿勢も見直すと、顔の印象は変わりやすくなります。
Q. 顔ヨガやマッサージで小顔になりますか?
A. マッサージでむくみが一時的に引くことはありますが、脂肪が減るわけではありません。顔の運動で頬がふっくらして若く見えたという小規模な研究はありますが、脂肪が減ったという研究ではありません。
Q. 朝だけ顔が大きく見えるのはなぜですか?
A. 朝と夜で顔の大きさが違う場合は、むくみの可能性が高いです。前日の塩分やお酒の量、睡眠不足などが影響します。急にひどくむくむ、片側だけむくむといった場合は、医療機関を受診してください。
Q. 二重あごは姿勢と関係がありますか?
A. 頭が前に出る姿勢では、あごの下や首まわりがもたついて見えやすくなります。脂肪を落とすことに加えて、胸や首の前をゆるめ、肩甲骨まわりを鍛えて姿勢を整えることも大切です。
Q. 顔が痩せるまでどのくらいかかりますか?
A. むくみが原因なら、生活を見直すと比較的早く変化を感じやすくなります。脂肪が原因の場合は、全身の体脂肪が減るのに合わせて少しずつ変わっていきます。期間には個人差があります。
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参考文献・出典
- Alam M, et al. Association of facial exercise with the appearance of aging. JAMA Dermatol. 2018
- Vispute SS, et al. The effect of abdominal exercise on abdominal fat. J Strength Cond Res. 2011;25(9):2559-2564
- Ramírez-Campillo R, et al. Regional fat changes induced by localized muscle endurance resistance training. J Strength Cond Res. 2013
- Czaprowski D, et al. Non-structural misalignments of body posture in the sagittal plane. Scoliosis Spinal Disord. 2018;13:6
- 農林水産省「食塩の取りすぎに注意」(日本人の食事摂取基準2025年版の目標量)

