「マンジャロを使い始めてから、なんだか体がしぼんだ気がする」
「GLP-1で筋肉が落ちるって本当?防ぐ方法はあるの?」
こんにちは。渋谷・池袋・東高円寺で「食べて綺麗に痩せる」を指導している、パーソナルジムARISANFIT代表トレーナーの小河原です。医療ダイエット中・卒業後のお客様を多く担当する中で、この質問には毎回同じ答えをお伝えしています。
GLP-1系の薬(マンジャロ・セマグルチド等)で痩せると、対策をしなければ筋肉も一緒に落ちます。臨床試験では、減った体重のうち約45%が脂肪ではなく筋肉などの「除脂肪量」だったと報告されています。ただし、服用中の「たんぱく質」と「筋トレ」で、筋肉の減少はかなり防げます。むしろ食欲が抑えられている服用中こそ、筋肉を守る絶好のタイミングです。
※本記事は一般的な情報提供であり、医学的助言ではありません。服薬に関する判断は必ず処方医にご相談ください。
なぜGLP-1(マンジャロ)で筋肉が落ちるのか?
理由はシンプルで、食欲が抑えられて食事量が減ると、たんぱく質の摂取量も一緒に減るからです。
体はエネルギーが足りないとき、脂肪だけでなく筋肉も分解してエネルギーに変えます。特にたんぱく質が不足した状態で急激に痩せると、筋肉の分解が進みやすくなります。GLP-1系の薬(セマグルチド)の臨床試験で、減少した体重の約45%が除脂肪量だったと報告されているのはこのためです。
出典:STEP 1試験ほか/Diabetes, Obesity and Metabolismつまり「薬が筋肉を溶かす」わけではなく、「食べる量が減った結果、筋肉の材料と維持刺激が足りなくなる」のが本質です。だからこそ、対策の余地があります。
筋肉が落ちるとどうなる?「コケ見え」と「戻りやすい体」
① 顔や体が「コケた」印象になる。体重は減ったのに、綺麗になったというより「やつれた」「老けた」と言われる。筋肉が落ちた痩せ方の典型です。
② 代謝が下がり、リバウンドしやすい体になる。筋肉は代謝を保つエンジンです。筋肉を失ったまま薬をやめると、食欲は戻るのに代謝は下がったまま。服用前より太りやすい状態からリバウンドが始まります。
③ たるみ・姿勢の崩れ。お尻や背中の筋肉が落ちると、ヒップの位置が下がり、姿勢が崩れ、「痩せたのに見た目が良くならない」状態になります。
「薬が効いているうちに、できるだけ食べずに一気に落とす」という使い方です。体重の数字は速く動きますが、筋肉を最も失いやすく、やめた後のリバウンドを最も起こしやすい使い方でもあります。
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服用中に筋肉を落とさない3つの対策
対策① たんぱく質を「量で」確保する。食欲がない中でも、毎食たんぱく質を優先して食べます。目安は体重1kgあたり1.2g前後/日(例:体重60kgなら約70g)。食が細くなっている時期は、プロテインやギリシャヨーグルトなど「少量で摂れる形」を使うのが現実的です。
対策② 週1〜2回の筋トレで「維持刺激」を入れる。筋肉は「使われている」というシグナルがあれば分解されにくくなります。長時間の運動は不要で、お尻・背中・脚など大きな筋肉を週1〜2回、正しいフォームで刺激すれば十分です。体調が不安定な時期は、無理せず強度を調整してください。
対策③ 減量ペースを急がない。急激に落とすほど筋肉の割合が増えます。服薬の量や期間は医師の判断ですが、体づくりの側から言えば「ゆっくり落として、しっかり残す」が正解です。
食欲が抑えられている服用中は、実は「食事管理が一番ラクな時期」でもあります。この期間にたんぱく質と筋トレの習慣を作っておくと、薬をやめて食欲が戻ったときに、習慣と筋肉があなたを守ってくれます。
すでに落ちた筋肉は取り戻せる?
取り戻せます。筋肉は何歳からでも増やせることが分かっており、特に「以前あった筋肉を取り戻す」のは、ゼロから作るより早く進みやすいと言われています(マッスルメモリー)。
ただし順番が大事です。①たんぱく質を戻す → ②筋トレで刺激を入れる → ③その上で脂肪を落とす。「まず筋肉と代謝、それから絞る」の順番を守ると、コケ見えせずに体が変わっていきます。
ARISANFITの現場から:なぜ「服用中から」を勧めるのか
実際の指導では、薬をやめてから駆け込んで来られる方より、服用中に始めた方のほうが、卒業後の体型維持が圧倒的にスムーズです。食欲が戻ってから習慣を作るのは、向かい風の中で自転車を漕ぐようなものだからです。
ARISANFITの考え方はシンプルです。体重を落とすことより、落とした体を「定着」させることを優先する。食べないダイエットは推奨しない。そのために、医療ダイエットの方には「最初の1ヶ月は体重を無理に落とさず、筋肉と代謝を取り戻す」選択肢をご提案しています。
この考え方を3ヶ月の設計に落とし込んだのが医療ダイエット卒業プログラムです。服用中の方も、医師の治療と並行して始められます。
よくある質問
Q. マンジャロ中にプロテインを飲んでもいいですか?
A. 問題ありません。食欲が抑えられてたんぱく質が不足しがちな時期こそ、少量で摂れるプロテインは有効です。1日の総カロリー内で、食事で足りない分を補う使い方がおすすめです。
Q. たんぱく質はどのくらい摂ればいいですか?
A. 目安は体重1kgあたり1.2g前後/日です(体重60kgなら約70g)。一度に食べられない時期は、3食+間食に分けて少しずつ確保しましょう。
Q. 服用中に筋トレをしても大丈夫ですか?
A. 基本的には可能で、筋肉を守るためにむしろ推奨されます。ただし吐き気などの副作用が強い日は無理をしないこと。体調に不安がある場合は処方医にご確認ください。
Q. 薬をやめてからジムを始めるのでは遅いですか?
A. 遅くはありませんが、服用中に始める方が有利です。食欲が抑えられているうちに筋肉と食習慣を作っておくと、やめた後の食欲の戻りに耐えられる体になります。
Q. 筋肉が落ちたかどうか、自分で分かりますか?
A. 体組成計の筋肉量のほか、「顔がコケた」「お尻が下がった」「疲れやすくなった」は筋肉減少のサインです。正確に知りたい場合は、無料体験で筋肉量と姿勢をチェックできます。
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