「マンジャロで痩せたけど、体がたるんだ気がする」
「やめた後、前より太りやすくなった」
「筋肉が落ちたと言われたけど、どうすればいいのか分からない」
こんにちは。渋谷・池袋・東高円寺で「食べて綺麗に痩せる」指導をしている、パーソナルジムARISANFIT代表トレーナーの小河原です。当ジムの無料体験に来られる方の1〜2割が、マンジャロなど医療ダイエットの経験者です(3店舗・約50名・2026年4〜7月の当ジム調べ)。その多くが、この筋肉の問題で悩んでいます。
マンジャロで筋肉は落ちます。ただし、打っている間の対策と、やめた後の順番で、結果は大きく変わります。臨床試験では、GLP-1系の薬で減った体重のうち約45%が脂肪ではない除脂肪量(筋肉など)だったという報告があります。落ちた筋肉は戻せますが、「やめて普通に食べる」だけでは戻りません。戻るのは脂肪が先です。
マンジャロ・ゼップバウンド・GLP-1は何が違う?
混同されやすいので整理します。この記事の内容は、どれを使っていた方にも当てはまります。薬の名前が違っても、体で起きていることは同じだからです。
マンジャロとゼップバウンドはまったく同じ有効成分(チルゼパチド)で、承認されている病名が違うだけです。GIPとGLP-1という2つの受容体に働きかけて食欲を抑えます。
どの薬でも「食欲が抑えられて食事量が減る」という仕組みは共通です。つまり、脂肪だけでなく筋肉も落ちるという問題も、やめた後に食欲が戻ってリバウンドするという問題も共通して起こります。
「マンジャロをやめたら太った」「ゼップバウンドをやめた後が不安」「GLP-1で筋肉が落ちた気がする」——どの入り口から来られても、必要な対策は同じです。
どの薬を使うか、いつやめるか、量をどうするかは、必ず処方を受けている医師にご相談ください。当ジムが行うのは、薬とは別に行う運動・食事・姿勢のサポートです。
なぜマンジャロで筋肉が落ちるのか
マンジャロ(チルゼパチド)をはじめとするGLP-1受容体作動薬は、食欲そのものを抑える薬です。結果として食事量が大きく減り、体重が落ちます。問題は、そのとき体が何をエネルギーとして使うかです。
体は脂肪だけを都合よく削ってくれません。摂取カロリー、とくにたんぱく質が不足すると、筋肉を分解してエネルギーに変えます。薬を使っている間は食欲がないので、意識してたんぱく質を摂るのが難しく、ここで筋肉が減っていきます。
- 基礎代謝が下がる — 同じ量を食べても太りやすい体になります
- 見た目がたるむ — 体重は減っても、肌や輪郭がゆるんで見えます
- 疲れやすくなる — 階段や坂道でこたえるようになります
- やめた後のリバウンドが大きくなる — 代謝が落ちた状態で食欲が戻るため、以前より少ない量で太ります
筋肉が落ちているサイン
体組成計がなくても、次のような変化があれば筋肉が減っている可能性があります。
当ジムの体験に来られる医療ダイエット経験者の方も、「痩せたい」ではなく「戻したくない」「顔がコケた」「気持ちが沈む」という相談が中心です。数字ではなく、体調と見た目の問題として現れます。
打っている間に筋肉を落とさない方法
すでに使用中の方は、「食べられないなりに、たんぱく質だけは死守する」のが最優先です。食欲がない状態で量を増やすのは現実的ではないので、少量で効率よく摂る形に変えます。
- たんぱく質を最優先で口に入れる食欲がないときこそ、最初のひと口をたんぱく質にします。卵・ヨーグルト・豆腐・鶏肉・プロテインなど、少量でも入れやすいものから。ご飯やパンより先に食べるだけで、摂取量が変わります。
- 週2回、大きい筋肉に刺激を入れるお尻・脚・背中といった大きな筋肉を動かします。使っていない筋肉から先に落ちるので、刺激を入れておくだけで残り方がまったく違います。時間は短くて構いません。やりすぎは逆効果。エネルギーが足りない状態での高強度は筋肉の分解を進めます
- 体重ではなく体組成と写真で見る体重だけを追うと、筋肉が落ちていることに気づけません。月1回でいいので、同じ条件で写真を撮っておくと変化が分かります。
薬の使用・中止・量の調整については、必ず処方を受けている医師にご相談ください。ここで紹介しているのは、薬とは別に行う栄養と運動の考え方です。吐き気などの副作用が出ている間は無理に運動しないでください。
やめた後に筋肉を戻す順番
ここが最も重要です。やめた直後にダイエットを再開するのが、いちばんやってはいけない選択です。代謝が落ちた状態で食事を絞ると、さらに筋肉が減ります。
- 1ヶ月目:体重を落とさない。食べる量を戻す3食きちんと食べられる状態に戻すことに専念します。とくにたんぱく質。この時期に体重が少し増えることがありますが、水分と筋肉が戻っている変化です。ここで体重を追うと、また同じ失敗を繰り返します
- 2ヶ月目:筋肉と代謝を取り戻すお尻・背中・脚から負荷を入れていきます。ここが戻ると消費カロリーが上がり、「食べても太りにくい体」の土台ができます。姿勢も整うので、体重が変わらなくても見た目が変わり始めます。
- 3ヶ月目:ここから脂肪を落とす代謝が戻ってから、はじめて減量に入ります。順番が逆だと、また筋肉から減っていきます。外食もお酒も続けながら落とせる段階です。薬なしで落とせる体になっています
「やめた後にすぐ痩せたい」という気持ちはよく分かります。ただ、その焦りで食事を絞った方が、半年後にいちばん苦労しています。最初の1ヶ月を我慢できるかどうかで、その後の結果が決まります。ARISANFITが体重の数字より見た目と定着を重視しているのは、この順番を守るためです。
やりがちなNG
- やめた直後にダイエットを再開する — 代謝が落ちた状態で絞ると、さらに筋肉が減ります
- 体重計の数字だけで判断する — 筋肉が戻る時期は体重が増えます。ここで諦める人が最も多いです
- 有酸素運動だけで戻そうとする — 筋肉は戻りません。負荷をかける運動が必要です
- また薬に戻る — 同じサイクルを繰り返すたびに、筋肉は減り代謝は下がっていきます
実際に、医療ダイエットから移行された方
マンジャロを使っているときは、すぐに疲れやすくて、メンタルもちょっとしたことで落ちていました。薬をやめてからも、朝は体が重く、気持ちも沈みがちでした。でも通って筋トレを始めて、朝すっと起きられるようになって、普段なら落ち込むようなトラブルがあってもケロッとしている自分に驚いています。何より、ご飯を美味しいと感じられるようになりました。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません
薬で落とした体重は戻りますが、筋肉と生活習慣で作った体は戻りません。医療ダイエットからの移行を専門にしたプログラムもご用意しています。
よくある質問
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